トラック運転手は眠気と戦いながら仕事をしているのは本当か?
皆さん、こんにちわ。現役トラックドライバーの TORAJIRO です。
今日は、今までに経験した「眠気」との戦いについてアレやコレや話したいと思います。
危うく事故、運転手になって初めての経験
私が、4トンドライバーでルート配送をしていた時の話です。仕事も覚え、道順も覚えた頃
眠気に襲われました。年齢も若ったので、少々の眠気ぐらいなら乗り越えられると
思っていました。確か、その日は天気も良く、日中だったので、眠気を一度乗り越えた
ものの、すぐに、二回目の波が襲い始めました。二回目もなんとか、大声で歌を歌った
り、窓を開けるなどをして、それもなんとか乗り越えることができました。
三回目というと…。以前にも先輩ドライバーの話の中でも、三回目の
眠気の波がきたら、すぐに車を停めないと事故に繋がると聞いていたにもかかわらず…。
三回目の眠気の波に立ち向かってしまいました。すると、どうなったか?ほんの数秒、
意識が無い状態で運転をして、トラックは左に反れ、路肩の縁石にタイヤがぶつかり
跳ね返っただけで、大きな事故には繋がりませんでした。しかし、一瞬寝てしまった事
に気付いた時、私の額、そして脇からは、大量の汗が、いや、冷や汗が流れ出ていました。
心臓もハラハラ・ドキドキで一気に眠気は覚めました。そういった経験から、
眠気とは戦ってはいけないんだと、気付かされたのであります。
慣れたころに、また怪我をする
私は、運転手を始めてすぐに眠気についての苦い経験をし、その教訓から、
眠気とは戦わずに4トンドライバーから大型に、そしてトレーラーにと運転
キャリアを事故もなく積み重ねていくことができました。
そんな慣れた頃です。眠気とは戦わずは実践してきました。眠気がきたら、
すぐにパーキングなどに停まり5分でも目を瞑るなどしてきました。
それに、長時間走る運行前には、お腹を一杯にしないなどをして工夫を
してきました。それなのに…失敗は起きてしまうのです。
まだ、北海道でドライバーをしていた時です。季節は冬、道路状況も悪かった…。
釧路~函館へ、距離にして500キロ近くあったと思います。往復で1000キロ
以上です。行きだけでも、何度かタイヤチェーンをかけ、体力も消耗、
外の気温はマイナス10度以上です。10時間近くかけ函館で、荷物積み帰りの道中に
意識を失いました。眠気が襲い、一度でノックアウト。
しかし、奇跡的に中央にあったポールにあたりながら、走行。
後尾車が、私の蛇行に気付きクラクションを必死に鳴らしてくれたおかげで、
意識を取り戻し大きな事故にはつながりませんでした。
もし、あの時、後尾車が異変に気付きクラクションを鳴らさなかったら、
命は無かったと思います。荷物も積んでいたし、トンネルの中だったので、いずれに
せよ大変な事故になっていたと思います。
まとめ
今回は「眠気」について、私の経験を話しました。
過去にこういった失敗が、あったので無理をしないように気をつけています。
それに、今は時間に追われるような仕事を、していないのですぐに休憩する
ことができますが、バスの運転手などお客を乗せている仕事は大変だなと、
同じ運転手からしても思います。日頃から、自己管理をしないといけないし、
当然家族の協力も必要だろうと思いました。どんな仕事でも、安全第一だと
常々思うところであります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。TORAJIROでした。